FlickrのPCソフト「Flickr Uploadr」よりもWEB上のアップロード機能のほうが3倍速い
気づいてみたらFlickrに9万点を超える写真や動画データを送っていました。
9万回以上もカメラのシャッターを切ったのか?!そんなことに驚いた土曜日の昼下がり。
Flickrには「Flickr Uploadr」と呼ばれる公式のPCソフトがあります。PC内の特定のフォルダを指定しておけば、勝手に写真データをアップロードしてくれるという便利なアプリです。
しかし、少し前にこのソフトを使ってアップロードした時に、とんでもなく時間がかかって失望したことがありました。私が大量の写真データが格納されたフォルダを指定したのが悪かったのですが、それにしてもです。夜寝る前に、そのままに放っておいたのですが、朝起きてもまだアップロード中でした。
感覚的には、WEB上のアップロード機能はもっと速い印象があったので余計に遅く感じたのです。
Flickr UploadrとWEB上のアップロード機能の差
そこで実際にどの程度の差があるのか今回確かめてみることに。
まったく同一データではないのですが、いずれもファイル数は160程度。ファイル容量としては920MB程度です。
Flickr Uploadrを使った結果
12分45秒かかりました。
ファイルをひとつずつ転送しているようです。ファイル名が下に表示されます。ただ、いますべての何ファイル目をアップロードしているのかがわからないため、終了するタイミングがつかみづらいです。なので、急に終わることになります。
WEB上のアップロード機能を使った結果
4分42秒かかりました。
プログレスバーが表示されるので、あれどれくらいのファイルをアップロードすべきかが視覚的にわかりやすい。でも、真ん中くらいかなーと思ったら、急激に加速して完了!なんてこともあるので、目安にすぎません。
ただし、欠点もあります。いちいち「アップロードする」という手間が発生すること。そして、Flickr Uploadrのようにフォルダ単位ではなく、ファイル単位で選択しないといけないので、複数のフォルダにまたがる大量の写真をアップロードする場合は面倒です。
WEB上のアップロード機能が3倍速いが、それぞれのメリット・デメリットがある
というわけで今回のテストに関して言えば、WEB上のアップロード機能を使うほうがFlickr Uploadrを使うより3倍速いという結果になりました。
ネット回線のスピードやPCのスペックによっても結果は異なるかと思います。でもどんな条件下においてもFlickr Uploadrのほうが速いという結果にはならないはず。PCソフトとしてバックグラウンドで動作している影響もあるでしょう。
でも「フォルダ単位」で指定できて、後はほったらかしでイイ、というのはとても便利。
たとえば「Dropbox」の「カメラアップロード」フォルダを指定してさえおけば、PCを立ち上げるたびに自動でFlickrに写真ファイルをアップロードさせたりすることも可能です。
それでも速さを求めるならFlickrWEBサイト上のアップロード機能のほうが断然おすすめ。3倍というのは無視できない差です。
アップロード機能だとフォルダでの指定はできず、ファイル単位で選択する必要があります。そのための時間を含めて考えても、早く完了させるつもりなら、こちらの方法がいいでしょう。
アップロード機能では500以上のファイルを選択できない?
アップロード機能を使っていて500ファイル以上選択すると、なにやらメッセージが表示されます。
「Wow,that's a lot of files!This may take a while,and there is a greater chance of upload errors.Proceed carefully.」
これは500以上のファイルだとアップロードできない、という意味ではなく「たくさんのファイルを選んでるから時間かかるけど大丈夫?」みたいなメッセージのようです。
私も実際3000以上のファイルを選択したことがありましたが、問題なくアップロードされました。時間は多少かかりましたが。
以上、今回はFlickrのアップロード方法についての比較記事となります。
WEB上のアップロード機能を使ったほうが、PC用アプリ「Flickr Uploadr」を使うよりも約3倍速い、という結果が出ました。
ご参考になれば幸いです。