人生に一番大切なこと・・・をALSで余命わずかな『モリー先生』が教えてくれる映画
どの本かは忘れてしまったのですが、その中で「読んでおくべき本」として紹介されていたのが『モリー先生との火曜日』。
ずっと気にはなっていました。
で、今回は、本ではなくて、DVDで借りるチャンスがでいたので、観ることにしました。
結論から言うと「少し物足りなかったかな」という印象です。
もともと絶賛の声が多かったので期待しすぎたのかもしれません。
原作はまだ読んでませんが、映画より原作のほうがもう少し感動や気付きが多いのでは?そんな気もします。勝手な想像ですみませんが。
原作は1997年にアメリカでベストセラーになったノンフィクション小説です。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という不治の病で余命わずかのモリー教授が、かつての教え子ミッチと16年ぶりに再会し、その後毎週火曜日に「命の授業」をしていく、という内容。
実話がベースなんだけど、この映画みたいな筋書き(まあ映画になってるんですけど)で、もうやられちゃいますよね。
だからモリー先生の言葉も実際に熱くて深いんですが、もう彼が何を言っても、お涙頂戴みたいな感動ストーリーになっちゃってる気もするんです。
私がまだまだ彼の言葉を素直に受け入れる心になっていないだけかもしれませんが(汗
モリー先生を演じているのは、名優ジャック・レモン。この映画が遺作だそうです。映画といっても、テレビ映画(そんなのあるんですね!)らしいので、時々CMに移るための妙な間があったりします。
この映画を観たからといって「死の恐怖が和らぐ」というわけではありません。「人生の目的」をズバリ提示してくれるわけでもありません。
たしかにモリー先生は「愛」や「絆」や「許すこと」等を教えてくれるわけですが、受け取る人にとっても正解は異なるかと思います。
記事タイトルにあるように「人生に一番大切なこと」・・・それは観た人によって答えは違ってくるのではないでしょうか?人によっては、この映画を観てもそれがピンと来ないということもあると思います。私もどちらかというとそんなひとりです
「え?もう終わり?」と思ったくらいですので。
もう一度観るとまた違った収穫があるのかな?
それでもイイ映画であることは否定しません。けど、絶賛するほどかと言われると、そこまでじゃないというのが私の印象です。
でもこの映画を通して、以下の大切さを再確認することできました。
- 言い訳をせずにすぐに行動すること
- 会いたいと思っている人には、早めに(そして可能であれば何度も)会いに行くこと(親とか親友とか恩師とか)
最近のアイスバケツチャレンジで有名になったALSですが、その実状が少し理解できるというメリットもあります。
いずれにしてもこの映画は、普段は避けていることが多い「命」や「死」と向き合うきっかけを与えれてくれるに違いありません。
欧米では、お茶をしながら「死」について語り合う「デスカフェ」というのが一部の人の中で流行っているようです。私もまずは身近な家族や親族と、この「デスカフェ」をしてみたいですね。
さてこの『モリー先生との火曜日』ですが、リピートして観る可能性があるなら、DVDを買うのがもっとも手っ取り早いです。でも、コストを考えるならDVDレンタルがおすすめ。
「楽天レンタル」ならこの映画を25円で借りることができます。私もこの楽天レンタルで借りました。
また楽天レンタルではよくキャンペーンをやってまして、1枚5円で借りれたり、会員ランクによっては10枚まで無料、なんていう特典もあったりします。送料は別途かかっちゃいますけどね。